初心者はSEO対策で何から始めればいい?実践すべき項目をわかりやすく解説
SEO対策を自分で始める場合、「何から手をつければいいか分からない」「そもそも自分でできるの?」という悩みを抱えていませんか。
専門用語が多く難しそうに感じるSEO対策ですが、初心者でも実践できる施策は複数あります。
本記事では、今日から実践できるSEO対策の具体的な内容について、分かりやすく解説しています。
「自分でSEO対策を始めたい」「社内でSEO対策の担当になって困っている」という方はぜひ最後までご覧ください。
SEO対策の種類

SEO対策は大きく分けて以下の3種類があります。
- 内部SEO対策
- コンテンツSEO対策
- 外部SEO対策
内部SEO対策は、サイト内部の技術的な部分を最適化する施策になり、検索エンジンがサイトを正しく評価するために重要な施策になります。
コンテンツSEO対策を始める前に、この内部SEO対策でサイトの土台を作ることが一般的です。
コンテンツSEOは、検索キーワードごとに、ユーザーの悩みや疑問を解決する記事を発信する施策です。
継続的に発信することで、記事(Webサイト)が資産となり、お問い合わせなどのコンバージョン獲得に寄与します。
外部SEOは、他のWebサイトから自社サイトへのリンク(被リンク)を獲得する施策です。
事業と関連性のある被リンクを獲得することで、検索エンジンからの評価が高まりやすくなります。上記3つの施策はそれぞれ関連し合うため、総合的に施策を行うことが重要になります。
初心者が行うべきSEO内部対策一覧
内部SEO対策で重要となる施策を紹介します。
自社サイトで対策できているか、チェックしながら読み進めてください。
スマホで表示が崩れていないかチェックする
スマホが普及した今日では、多くのユーザーがスマホからWebサイトを閲覧しています。Googleもモバイルフレンドリーなサイトを評価するため、スマホで正しく表示できているか確認することは必須になります。
例えば、スマホ画面を開き以下の項目を確認することが可能です。
- 文字が小さすぎないか
- ボタンがクリックできるか
- PCの表示のままで崩れている箇所がないか
GoogleのLighthouse機能を活用すれば、自分でもサイトの品質を確認することが可能です。

Lighthouseでサイト品質を確認するステップは以下の通りです。
- 確認したいページを開く
- 右クリックで「検証」を選択する
- 右上のナビから「Lighthouse」を選択する
- 「Analyze page load」を選択する
表示速度に問題ないかチェックする

ページの読み込み速度が遅いと、リンクをクリックしたユーザーは、待ちきれずにサイトを離れてしまいます。
ページの読み込みが遅すぎて別のサイトに遷移した経験はないでしょうか。
Googleは表示速度を評価基準の一つとしているため、各ページの速度を改善することはSEO対策で重要です。
特に大きい画像を設置しているページがある場合は、表示速度に問題がないか優先的に確認を行うようにしましょう。
Googleが提供するPageSpeed Insightsを活用すれば、ページの速度を測定し改善点を提案してもらうことが可能です。
サイト内にパンくずリストを設置する

パンくずリストとは、「ホーム>サービス>SEOコンサルティング」のように、サイト内の現在位置を示すナビゲーションのことです。
ユーザーはサイト内のどこにいるのかを把握しやすくなり、使いやすさ(UI/UX)が向上します。
また、検索エンジンがサイトの構造を理解しやすくなるメリットもあり、SEOの強化が期待できます。
WordPressの有料テーマを購入した場合は、最初からパンくずリストの機能が実装されている場合が多いです。
オリジナルでサイトを作成する場合は、エンジニアと連携してパンくずリストを設置することが大切です。
サイト(ディレクトリ)構造を適切に作成する

サイトの構造(ディレクトリ・フォルダ)が整理されていると、ユーザーと検索エンジンが探している情報を見つけやすくなります。
トップページを起点に、サービスページ、会社概要関連ページなど、階層構造を意識することがポイントです。
階層はトップページを含めて3〜4階層に設定することを意識してください。
基本的に階層が整理されたサイトが多いですが、たまに構造に修正余地があるサイトが散見されます。
ご自身でサイトを作成する際は、SEOを意識した階層になっているか確認することが重要です。
サイトをSSL化(https)に対応させる
SSL化とは、サイトのURLを「http」から「https」にすることで、セキュリティを高める施策になります。
Googleは2014年からSSL化をランキング要因の1つとしており、2026年現在ではドメインのSSL化はかかせません。
多くのレンタルサーバーでは無料のSSL証明書が提供されており、管理画面から簡単に設定できます。
httpドメインのままサイトを表示している場合は、アドレスバーに警告が表示されます。
自社ドメインを取得した後は、全てのページでSSL化できているか確認を行うようにしましょう。
404ページを設置する

404ページとは、存在しないURLにアクセスした際に表示されるページのことです。
404ページが存在しない場合は、スペルミスに気づかないままトップページが表示されたり、ユーザーが困惑してしまう可能性があります。
404ページを用意することで、ユーザーをサイト内の他のページに誘導し、離脱を防ぐことに寄与します。
404ページには、以下のようにサイトを遷移できる仕組みを構築することがポイントです。
- トップページへのリンク
- 検索ボックス
- サイト内で重要なページリンク
robots.txtを設置する
robots.txtは、検索エンジンのクローラーに対して、ページ関連の設定を指示できるファイルです。
例えば、「クローラーに巡回してほしくないページ」や「クローラーが巡回する必要がないページ」を指定することができます。
管理画面や会員限定ページなど、検索結果に表示させたくないページがある場合に使用します。
間違えて重要なページをブロックしてしまうとSEOに悪影響があるため、はじめてファイルに触る場合は慎重に設定しましょう。
robots.txtは、サーチコンソールの管理画面で正しく機能しているか確認することが可能です。
関連性のあるページを内部リンクでつなぐ

内部リンクとは、自社サイト内でリンクを循環させる施策のことです。
コンテンツSEO対策を行う上で特に有効で、以下のようなメリットがあります。
- ユーザーの滞在時間が長くなる
- ユーザーが関連情報を発見しやすくなる
- クローラーが重要ページを認識しやすくなる
記事の本文中にリンクを設置し、「東京でおすすめのSEO対策会社はこちら」のようにリンク先の内容が分かるテキストを使用することがポイントです。
初心者が行うべきコンテンツSEO対策一覧
ここまで内部SEO対策で重要なポイントを解説しました。
続いては、コンテンツSEO対策を行う上でのポイントを解説します。
ユーザーが検索しそうなキーワードを洗い出す

コンテンツを作成する前に、ユーザーがどんなキーワードで検索するかを必ず考えることが重要です。
やみくもにコンテンツを作成してしまうと、「そもそも検索されないキーワードの可能性」「検索量が大きすぎて上位表示が難しい」など、SEOで成果を出すために遠回りになるリスクがあります。
キーワードの検索量や難易度、関連キーワードを把握するために、以下のようなツールを無料で使用することが可能です。※一部制限あり。
キーワード選定はコンテンツSEO対策を成功させる上で1番大切な作業といっても過言でありません。
想定されるユーザーの悩みや課題を整理して、そこからキーワード設計を行うことがポイントです。
ページごとに対策キーワードを選定する
1つのページには1つのメインキーワードを設定することが基本になります。
複数のキーワードではなく、メインキーワードに特化した検索意図を満たすことが最優先になります。
ユーザーの役に立つコンテンツを作成するには、以下の流れで骨子を作成することがポイントです。
- ユーザーの検索意図を自身で考える
- 記事ストーリーを設計する
- 競合サイトの強さを確認する
関連性のある情報を追記したい場合は、先ほど解説した内部リンクで各記事をつなぐ方法が有効です。
複数のキーワードを無理やり1つのページで対策せずに、メインキーワードに特化した内容にすることを心がけてください。
見出しタグを活用する

見出しタグは通称hタグ(h1タグ、h2タグ・・・)とも呼ばれ、コンテンツの構造を明確にするために使用します。
例えば、h1はページタイトルに使い、h2は大見出し、h3は中見出しというように各タグには役割があります。
見出しタグを適切に使うことで、ユーザーは階層的に内容を把握しやすくなり、検索エンジンもページの構造を理解しやすくなるメリットがあります。
見出しには対策キーワードを含めることが効果的ですが、無理に詰め込むことはせずに、自然に含めることがポイントです。
見出しだけで本文の概要が分かるように、なるべく端的・具体的な表現を心がけてください。
図解や表を活用する

文章だけでは伝わりにくい情報は、図解や表を使うと有効です。
例えば手順(ステップ)や比較表、データなどは視覚的に表現することで、ユーザーの理解速度が上がります。
図解は無料ツールCanvaやFigmaなどで簡単に作成できるため、積極的に活用するように心がけましょう。ChatGPTやGeminiといった生成AIでも作成することが可能です。
また、設定した画像にはalt属性を設定し、検索エンジンに何の画像か分かるように明示することもポイントです。
定期的にリライトを実施する
一度公開したコンテンツは、定期的に見直して更新(リライト)することが重要です。
特に検索順位が10位前後で停滞している記事は、リライトによって検索順位が改善する可能性が高いです。
公開から3ヶ月を目処に、サーチコンソールでクリック数や検索順位を確認し、必要性がある記事からリライト作業を行います。
リライトを実施する際は、主に以下のような項目を確認します。
- 検索意図を再確認する
- 内部リンクを挿入する
- 情報が古くなっていないか確認する
コンテンツは公開して終わりではなく、繰り返し効果測定を行うことが重要になります。
コンテンツの評価が重複した場合は対処する
サイト内にページが増えてくると、検索エンジンの評価が被ってしまうケースがあります。
これをカニバリゼーション(通称:カニバリ)と呼び、同じキーワードで複数のページが競合します。
カニバリの対処法としては、「内容を統合して1つのページにする」「記事の対策キーワードをずらす」など、複数チューニングする方法が存在します。
- 片方の記事にnoindex設定をかける
- canonicalで各ページを正規化する
- 不要な記事を削除する
キーワードで実際に検索をかけてカニバリを確認した場合は、カニバリを解消するためのリライト施策を行う必要があります。
施策の実施後はアクセス解析を忘れずに行う
さきほどリライトのトピックでも解説した通り、SEO対策を実施した後は必ず効果測定することが重要です。
アクセス解析なしでは、施策が成功したのか失敗したのか判断できず、改善のサイクルが回せません。
例えば、Googleアナリティクスを活用すれば、以下のような項目をモニタリングすることが可能です。
- 各ページからのお問い合わせ数
- 特定ページの滞在時間や遷移率
- 特定ディレクトリのセッション数やお問い合わせ数
成果が出ている施策は継続し、改善が必要な部分は次の一手を考えることがポイントです。
サーチコンソールも活用し、データを基にした改善を繰り返し行うことがSEO対策で成果を出す秘訣になります。
SEO対策を行う上での注意点
SEO対策を進める際に注意すべきポイントがあります。
ブラックハットSEOとも呼ばれ、間違った方法でSEO対策を行うと逆効果になるリスクがあります。
ユーザーファーストでコンテンツを設計する
SEO対策で最も大切なのは、検索エンジンではなくユーザーを第一に考えることです。
例えば、キーワードを無理やり詰め込んだり、検索エンジンだけを意識した文章を書いたりすると、ユーザーにとって読みにくいコンテンツになってしまいます。
Googleには「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる」という理念があります。
小手先のテクニックも重要ですが、「どうしたら読者が満足できるか」を考えてコンテンツを作成することがポイントです。
被リンクを購入しないようにする
外部SEOの一環で被リンクの獲得は重要ですが、被リンクを購入する行為はGoogleのガイドライン違反になります。
仮にサイトがペナルティを受けてしまった場合、どんなに優良なコンテンツでも検索結果から除外されてしまうリスクがあります。
SEO対策では、以下のような被リンクを自然に獲得することがポイントになります。
- 自社サービスと関連性が高いサイトからの被リンク
- 信頼性や権威性が高いサイトからの被リンク
時間はかかるかもしれませんが、中長期視点でホワイトハックなSEO対策を行うことが重要です。
テキストは必ず見えるようにする
一昔前に、ユーザーには見えない隠しテキスト(キーワード含める)を設置する手法が流行りました。
例えば背景色と同じ色の文字を配置したり、CSSで画面外にテキストを設置する方法です。
ページ内のテキストはユーザーが読める形で表示しましょう。
アコーディオンメニューやタブ分け実装を行う場合は、クリックした際に正常に表示できているか確認しましょう。
2026年以降に注目が高まるLLMO対策

2025年ごろから、従来のSEO対策に加えて「LLMO対策」という新しい集客方法が注目を集めています。
LLMO対策とは、AIが回答を生成する際に自社のコンテンツを参照・引用してもらう割合を高める施策です。

LLMO対策の基本は、以下のようにSEO対策と共通する部分が多くあります。
- 信頼性の高い情報を提供する
- 構造化された分かりやすいコンテンツを作成する
- 表示速度に問題がないか確かめる
LLMO対策を行うためには、SEO対策で土台が構築できている必要があるため、ある程度SEOが進んだ段階でLLMO対策を実施することがポイントです。
SEO対策を自分で行う場合と外注する場合の比較
SEO対策を始める際は、自社で対応するか専門業者に外注するか2つの方法があります。
それぞれに以下のようなメリット・デメリットがあります。
| SEOを内製化 | SEOを外注化 | |
|---|---|---|
| メリット | ・コストを抑えられる ・自社にノウハウが蓄積される | ・効率的にSEO対策を進められる ・Web集客全体のアドバイスを受けられる |
| デメリット | ・知識の習得に時間がかかる ・兼任の場合は業務の負担が増える | ・コストがかかってしまう ・業者によって対応範囲に差がある |
SEO内製化に向いている企業の特徴は以下の通りです。
- 業務負担に余裕がある人材がいる
- 長期的には自社でSEOを回したい
- 予算の関係上、最低限でSEO対策を始めたい
担当者が初心者の場合は、まず基本的なSEO対策の知識を習得し、実践しながらSEOのノウハウを溜めることがおすすめです。
分からない部分だけ外注を活用するなど、ハイブリッド型で業務を進める方法もあります。
【成功事例】メディア運用1年でお問い合わせ数を6倍に改善

エデオムでは、中小企業様を中心にSEOコンサルティングのサービスを提供しています。
株式会社グッド・エナジー様では、オウンドメディア運用(コンテンツSEO対策)を伴走して取り組み、運用から1年で月間のお問い合わせ数を約6倍まで改善しました。
SEO対策で成功するには、対策内容の優先度やスケジュールをしっかりと決め、中長期視点でコツコツと取り組むことが重要になります。
冒頭した3つのSEO対策を総合的に行うことで、SEO対策の勝ち筋が見えてきます。
まとめ:初心者でも実践できるSEO対策の施策を紹介
本記事では、「自分自身でSEO対策を行うことをテーマ」にSEO対策の種類や基本的な施策を紹介しました。
内部SEOでは、スマホ対応や表示速度の改善など、サイトの土台を整える施策が重要です。コンテンツSEOでは、キーワード選定や定期的なリライトなど、ユーザーの検索意図に応える取り組みが求められます。
SEO対策で成果を上げるには、正しい戦略で継続的に取り組むことが重要になります。
自社でSEO対策を行う場合は、まずは本記事で紹介した施策の中から、自社で実践できるものを選んで始めてみましょう。
エデオムでは、中小企業様を中心にWeb集客やSEOコンサルティングサービスを提供しています。
スピード感のある実行力が特徴で、一方的な施策は行わずに、ご担当者と伴走して成果を出すことを心がけています。
もしSEO対策の外注化を検討している場合は、お気軽にお問い合わせフォームよりご相談ください。
この記事の監修者
須藤百波エデオム合同会社 代表社員
芝浦工業大学卒業。Webディレクターを経験した後、SEO対策を中心にWebサイト集客に従事。オウンドメディア運用では約1年で月間CV数を6倍に改善した実績あり。コンテンツSEO対策〜内部SEO対策まで一貫して対応可能。サイト制作×SEO対策の領域に強みを持つ。

